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なぜ、子育て世帯が中野区から引っ越してしまうのか?〜子育て支援を考える〜| 中野区長選挙候補・酒井直人

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中野区は、子育て世帯が少ない街です。 みなさん、単身のときは中野区に住みますが、子どもが生まれると家賃が高くなると言って、他へ引っ越してしまいます。 そこで、23区の家賃相場を調べてみました。

HOME’Sさんが公開している2LDK・3K・3DK/マンション・アパート・一戸建ての相場表によると、中野区の平均相場は、16.52万円です。 おとなり杉並区15.62万円と比較すると9千円高いですが、世田谷区17.50万円、豊島区17.89万円よりは1万円ほど安くなっています。 練馬区11.97万円と比較すると、大きな差がありますが、近隣区と比べて中野区がとても家賃が高いという訳ではなさそうです。 https://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/23ku/city/price/

それでも引っ越してしまうのは、家賃に比べて、住環境が良くないということではないでしょうか。 中野区の南側は、新宿や東京へのアクセスが良く、単身世帯に人気です。 子育て世帯になっても、この便利さは変わらないはずです。 中野区の北側は、商店街も残り、コミュニティ機能もしっかりとしています。 住んだら良かった街ランキング上位に入るのは、そのためだと思われます。

なのに、なぜ、子育て世帯が転居してしまうのか? それは、中野区の子育て施策に問題がありそうです。

たとえば、待機児童の問題。 中野区でも公園に臨時の保育室を作っています。 ところが、土地が確保しやすい北側ばかりに作ってしまったので、北側では定員割れが起こり、元々少ない南側は問題が解消されていません。 シャトルバスを走らせる話もあるようですが、送った後の移動手段など、生活者の視点が抜けてしまっています。 ハードだけ整備しても、子育て環境は良くならなそうです。

それでは、どうすればよいのか。 まずは、困っている人たちの現状をしっかりと把握することです。 どこで、誰が、どのように困っているのかが分からなければ、解決策は考えられません。 問題が分かったら、関係する人たちみんなで知恵を絞ります。 みんなの理解と協力がなければ、街は良くなりません。 お互いに尊重し合いながら、譲り合い、助け合う風土を作っていきたいと思います。

どうすれば中野区がもっと良くなるのか、あなたのご意見をお聞かせください。

※6月6日に「中野区長選挙候補・酒井直人」を記事のタイトルに追記しております。